JR倉敷駅ビルが、景気後退などの影響で今後、経営改善の見通しが立たないことから、ビルの閉鎖、撤去されることになりました。
これは、倉敷駅ビルでホテル倉敷とショッピングセンター「ルブラン」を運営する倉敷ステーション開発が発表したものです。発表によると、ホテル倉敷は、今年11月末までショッピングセンター「ルブラン」は今年12月末までの営業となります。倉敷ステーション開発によると、今回の閉鎖の判断は、景気後退とチボリ公園閉鎖などによる経営悪化によるものです。売上は、1990年度の15億円がピークで2008年度に5千万円の赤字2009年度は、1億円を超える営業赤字となる見込みです。特に、ショッピングセンターは、郊外型のショッピングセンターが進出したことで営業店舗は、オープン時の半分の26店舗にまで減少していました。ホテルについては、去年、他のホテルへの運営委託など交渉が行われましたが、いずれも不調に終わっていました。倉敷市では、2011年末のイトーヨーカ堂の出店決定や中心市街地活性化基本計画の国の認定で期待が膨らんでいただけに関係者の反応も複雑です。倉敷ステーション開発は、今週9日(金)午後、倉敷商工会議所で中心市街地活性化協議会の関係者を対象にした説明会を開くことにしています。




