明治から大正にかけて活躍した倉敷市連島町出身の詩人、薄田泣菫の詩を刻んだ陶板が新たに発見され、地元の連島東小学校に詩碑が設置されました。
詩碑の除幕式には薄田泣菫顕彰会のメンバーと連島東小学校の児童代表、連島地区の小学校長など34人が出席しました。連島東小学校の大倉尚志校長は、「泣菫が生まれた地にある連島東小学校に念願の詩碑を設置していただき有難うございます」と挨拶しました。今回見つかったのは備前焼でつくられた2枚1組の陶板で、泣菫の代表作である「ああ大和にしあらましかば」の詩が刻まれています。地元の民家を建て直そうとした際に発見され、今年6月に連島東小学校に連絡があったということです。昭和29年に作られたものとみられ、同様の詩碑はこれまで厄神社、泣菫の生家、西浦小学校に設置されている3組と考えられていました。町内会や顕彰会で相談した結果、これまで地元でありながら泣菫顕彰の碑がなかった連島東小学校に寄贈されることになりました。連島東小学校では、泣菫教育として泣菫の生い立ちを自分達で調べる学習や、詩の朗読会などを行っています。




