KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

高橋大輔選手の快挙に第１号となる岡山県の「県民栄誉賞」と倉敷市の「市民栄誉賞」が、贈られました。倉敷でのパレードの前に県民栄誉賞の表彰が行われた県庁前にも、たくさんの人が詰めかけました。岡山県の石井知事などが出迎えました。県民栄誉賞は、バンクーバーオリンピックフィギュアスケート銅メダルという日本人男子初の快挙を讃えようと、新しく設けられました。石井知事は、「ひざの怪我を乗り越えての快挙は、県民に夢と希望、感動を与えてくれました」と挨拶しました。高橋選手は「メダルを岡山に持って帰ることが出来てうれしい。皆さんの後押しにこれからも現役を続けて行きます」と力強く今後の抱負を話しました。また、先の世界選手権で金メダルを獲得した功績に岡山県スポーツ特別顕賞が贈られました。高橋選手の出身地 倉敷では、さらに熱烈な歓迎が待っていました。パレードを終えて、オープンカーに乗って倉敷市役所に到着した高橋選手に温かい声援が送られました。地元の馴染みのある顔に高橋選手の表情もいくぶん緩んでいました。倉敷市民栄誉賞も高橋選手の功績を讃えて贈られました。授与式には、県スケート連盟や倉敷市の関係者などおよそ６０人が出席。倉敷市の伊東市長は、「高橋選手の活躍は倉敷市民の誇りです」と挨拶。高橋選手へ倉敷市民栄誉賞の表彰状が手渡されました。高橋選手は「怪我から復活できたのは、この倉敷で小さいころから練習してきたときのスケートの楽しさを思い出せたから。来年の世界選手権２連覇を目標に頑張ります」とお礼の言葉を述べました。市民からは、早くも今後の活躍に期待する声が送られていました。