倉敷美観地区の日本郷土玩具館「プラスワンギャラリー」で開かれている倉敷芸科大出身の吹きガラス作家田井将博さんのガラス展をご紹介します。
1977年生まれの田井将博さんは、芸科大の一期生で倉敷ガラスの小谷眞三さんに師事し卒業後は、吹きガラス作家として創作活動を続けています。現在は、14年前に故郷の香川県綾川(あやがわ)町(ちょう)に設立したガラス工房「グラスタイム」を主宰。現代の生活空間にマッチした普段使いの器づくりに定評があります。年に一度、倉敷の日本郷土玩具館で開く個展では、夏の暮らしを彩るグラスや鉢、花入れや酒器など約250点を展示しています。田井さん作品では、おなじみの気泡が入った天の川シリーズや レース模様に加え、今回は、器の形が影となって浮かび上がるモール模様のガラス作品がひときわ目を引いています。ガラスでありながら懐かしい和の雰囲気や優しさにあふれた田井将博さんのガラス展は9月3日(日)まで倉敷市中央の日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。
田井将博ガラス展
【取材日】2017年8月29日
【場所】日本郷土玩具館プラスワンギャラリー
【住所】倉敷市中央
【会期】8月19日(土)~9月3日(日)




