夏休みの自由研究などで集めた標本に関する相談会が開かれました。
この相談会は、倉敷市立自然史博物館と自然史博物館友の会が主催して毎年開かれています。主に子どもたちが夏休みの自由研究で集めたもので、家で調べてもわからないものがこの相談会に持ち込まれます。植物、石、昆虫といった専門分野のスタッフが、顕微鏡やルーペ、図鑑を使って昆虫や植物などの名前を特定。標本の作り方や研究の相談にも応じました。また学生スタッフも参加し、セミの抜け殻から種類を特定する方法など、わかりやすくアドバイスしていました。今回は珍しい相談もありました。この古い書物に挟まれている植物の標本。調べたところ、歩く百科事典とも呼ばれた博物学者・南方熊楠(みなかたくまぐす)が明治20年代に作ったと見られることが分かりました。文化的側面からの貴重な発見に、専門家の興味を集めていました。




