全国将棋サミット２０１７が５日、倉敷市で開かれました。
全国将棋サミットは将棋文化の継承と普及に取り組む自治体の代表者が交流、連携を図る目的で毎年開催しています。４回目の今年は倉敷市の５０周年を記念して芸文館を会場に倉敷市、山形県天童市など１１の自治体が参加しました。開会式の後、大山名人記念館館長の北村實さんが「倉敷を愛した大山名人」と題して講演しました。また、将棋プラザを開設した兵庫県加古川市や人間将棋を行っている山形県天童市などが発表しました。注目を集めた佐藤天彦名人と岡山市出身の菅井達也七段の早指し対局は、菅井七段が勝利を収めました。菅井七段は羽生善治王位とのタイトル戦で２連勝、第３局を控えており、ファンから大きな拍手が送られていました。また、岡山市出身の有森浩三七段や船江恒平六段などによる指導対局、自由対局のコーナーもあり、将棋を通して交流していました。
また、菅井達也七段が４日の王将戦予選で藤井聡太四段を下した対局について、解説するサプライズもあり会場の将棋ファンを楽しませました。
