県立倉敷南高校はキャリア教育のひとつとして「倉敷町衆プロジェクト」に取り組んでいます。今日は、フィールドワークのため倉敷美観地区の大原美術館を訪れました。
参加したのは、1年生およそ60人です。美術館の仕事について調査する職業コースなど3つのコースに分かれて話を聞いたり、見学したりしました。建築コースには、21人が参加し、「(仮称)新児島館」として2020年のオープンをめざし整備を進めている旧中国銀行本町出張所の中を特別に見せてもらいました。大原美術館の学芸課長柳沢秀行さんに建物の特徴などを説明してもらい、どうして銀行の建物なのに天井が高いのか、ステンドグラスの飾り窓がついているのはなぜかなど課題を考えました。
また、国の重要文化財に指定されている大原家やその別邸有隣荘なども見学して回り同じ建築家の設計ながら建築様式が違うことなどを実際に見て確認していました。
倉敷南高校では、身近な題材から課題を発見し、問題解決を目指す中で職業意識や、社会貢献の気持ちを高めようと5年前から「町衆プロジェクト」として取り組んでいます。
フィールドワークの内容はレポートにまとめ、9月に行われる文化祭でポスター発表が行われます。




