KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

岡山県立大学で地域の課題解決に向けたボランティア活動について学ぶ「おかやまボランティア論」の講座が開かれました。

講座には県立大学の１年生およそ４００人が参加しました。この講座は、文部科学省が推し進める「地（知）の拠点大学による地方創生推進事業」、いわゆる「大学ＣＯＣ＋」事業の一環として去年から開かれています。「大学ＣＯＣ＋」事業では地域で学び、地域で活躍する人材の育成に取り組んでおり、今回の講座では地元総社市と、岡山市で活動するＮＰＯ法人の代表２人が講師を務めました。ＮＰＯ法人総社商店街筋の古民家を活用する会を運営する高山和成さんは、「地域の活性化とは、そこに住んでいる人が自分達で盛り上がることが大事」と述べ、地域ボランティアに参加する場合も、その場所に自分がどのくらい貢献できるかを考えながら臨んで欲しい、と話しました。また、ＮＰＯ法人岡山ＮＰＯセンターの石原達也さんは、当事者意識をもって何事にも積極的に取り組んで欲しい、と述べました。学生は、「なぜＮＰＯ法人を立ち上げたのか」「やりがいは何か」といった質問を投げかけ、２人の話に熱心に耳を傾けていました。学生は今回の講座を受け、夏休み期間中にＮＰＯ法人や自治体などで３日間のボランティア演習を行う予定です。