倉敷市は、日本遺産の認定を地域活性化につなげようと、関係団体で構成する協議会を設立しました。
倉敷市日本遺産推進協議会は、商業、観光、文化、教育関係の代表者14人で組織します。協議会の設立にあたり、伊東香織 倉敷市長を会長に、副会長には日本遺産の認定要件となる歴史文化基本構想を策定した審議会の尾崎聡会長と、井上正義教育長を選びました。倉敷市は、「一輪の綿花から始まる倉敷物語」と題した、31の文化財で構成するストーリーをまとめ、今年4月28日に文化庁から日本遺産として認定されました。初会合では、日本遺産に関連して今年度実施する事業計画案が説明されました。国内外への情報発信はもちろん、日本遺産のストーリーが理解できる小学生向けの学習マンガを製作したり、市民向けの記念シンポジウムを開催するなど、地元住民にも理解を深めてもらうための取り組みも盛り込んでいます。会議は今後年1回以上開き、日本遺産とその構成文化財の情報発信、普及啓発などの施策を検討していきます。




