昭和10年代から倉敷市亀山の下十五地区で続く豊作祈願の伝統行事が今年も行われました。
倉敷市亀山の南東に位置する下十五地区では毎年、田植えの終わる6月の最終日曜日に稲わらで舟を編み地元の神社へ参拝しています。80センチほどの舟には柱をとりつけ、竹串に色紙を巻いて作った旗をさします。この旗は組合の件数と神社への奉納分あわせて44本が作られます。子どもから高齢者まで組合員が集まって祈祷した後、子どもたちを中心に農業の神様「祇園ゴス天王」が祀られている地元の八坂神社へ舟を担いで向かいます。太鼓や鐘を打ち鳴らしながら田植えの終わった田んぼを見ながら、歩いていきます。神社では旗を奉納し今年の豊作や家内安全を改めてお願いしました。
舟にさしていた旗は、組合員に配られ、玄関先などへ飾られるということです。




