戦争の悲惨さを伝える戦災のきろく展が水島図書館で開かれています。
攻撃を受けた戦闘機、廃屋となった工場。昭和20年6月22日、現在、水島コンビナートとなっている三菱重工業水島航空機製作所は空爆を受けました。戦災のきろく展はこうした戦争の記憶を次の世代に受け継ぎ、悲惨な歴史を繰り返してはならないとのメッセージを伝えています。会場には爆撃を受けた後の写真のほか沖縄攻防戦で特攻に使われた一式陸上攻撃機や海軍の戦闘機、紫電改といった水島で製造された戦闘機のことなどがパネルで紹介されています。また、出兵の際に武運を祈って贈られた銃弾の跡が生々しく残る日章旗の「寄せ書き」、千個の「力」の文字を書いた「千人力」赤い糸で千個の結び目を作った「千人針」など戦争にまつわる展示品も合わせて並びました。第二次世界大戦の水島空襲などを紹介した戦災のきろく展は23日(金)まで水島図書館で行われます。なお、水島図書館での展示後には倉敷市役所本庁舎、ライフパーク倉敷でも巡回展示されることになっています。




