オレオレ詐欺などの特殊詐欺被害を防ぐため県内22の警察署はそれぞれの金融機関と連携して金融機関の窓口で高齢者に対する声かけ対処訓練を行いました。
総社警察署では、総社市窪木のJA岡山西総社東支店の窓口で声かけ対処訓練行いました。訓練は、生活安全課の署員が扮する高齢者が東京で暮らす息子から「会社のトラブルで500万円が必要になった」との電話を受け、金融機関の窓口を訪れたという想定で行なわれました。警察官扮する高齢者は、窓口で「住宅のリホームのために今日中に500万円を現金で引き出したい」とJA職員に申し込みました。職員は、引出額が多額なことから、「特殊詐欺ではありませんか」と声をかけながら特殊詐欺被害防止対応マニュアルに沿って応対しました。マニュアルでは、別室に案内し、警察官同席のもと高齢者から話を聞き、特殊詐欺被害に遭ってないかを確認します。訓練では、息子さんに確認の電話をかけてだまされていたことに気づいてもらいました。なお、総社警察署管内では、今年になって有料動画サイトの利用料金を電子マネーで支払う詐欺被害が多発しており被害額も去年1年間の被害額の6倍にあたる約3000万円と急増しています。




