大規模災害の復旧・復興支援に欠かせない市民ボランティアを養成する講座が、玉野市で始まりました。
玉野市が主催し今年で3年目を迎えた災害ボランティア養成講座には、10代から70代までの25人が受講しました。2000年の鳥取西部地震をきっかけに結成した日野ボランティア・ネットワークの山下弘彦さんを講師に招き、1回目のこの日は災害時の支えあいとボランティア活動についておよそ2時間、学びました。講義の途中では、ゴミの分別や近所の人への声掛けなど地域のためにしていることを受講生に書き出してもらい、お互いに発表し合う時間を設けました。それを踏まえ山下さんは、「身の回りや地域を支えあうことが、いざ大災害になるとできないもの。普段から意識して動いてほしい」と呼びかけ、ボランティアとしての心構えを伝えました。講座は7月までにあと2回行われます。最終回では、常設型災害ボランティアセンターの設置・運営訓練に参加し、実際の災害復旧・復興支援で活躍するボランティアの養成を目指すということです。




