総社市立総社北小学校の児童が、ヒイゴ池湿地で環境学習を行いました。
参加したのは総社北小学校の6年生40人です。児童はヒイゴ池湿地の保全活動を行っている北の吉備路保全協会の萱原潤さんや、総社市環境課の職員の案内で、湿地の自然を観察してまわりました。ヒイゴ池湿地は平成5年に岡山自動車道の建設計画で一時消滅の危機にありましたが、市民団体の働きかけなどにより、建設計画が変更され保全されました。湿地には希少な植物や昆虫などが数多く生息しており、児童は岡山県のレッドデータに登録されているハッチョウトンボや、食虫植物のモウセンゴケなどを観察していました。この日は生きている化石と呼ばれるムカシトンボをはじめ、10種類を超えるトンボが見つかり、児童は萱原さんからそれぞれのトンボの解説や、ヒイゴ池湿地の環境についての説明を聞きました。総社北小学校ではヒイゴ池湿地の環境保全に役立ててもらおうと、アルミ缶の回収や、学校菜園の販売などで集めたお金を毎年、北の吉備路保全協会へ寄附しています。




