梅雨や台風シーズンに備えて倉敷市消防局は、倉敷市、岡山河川事務所と合同で高梁川の氾濫を想定し、排水ポンプ車による訓練を行いました。
訓練には、倉敷市消防局、倉敷市、国土交通省岡山河川事務所の職員、それに岡山河川事務所と今年3月に災害応急対策活動に関する協定を結んでいる協力会社4社の社員、あわせて80人が参加しました。訓練は高梁川が氾濫して毎分およそ5トンの水が流入しているとの想定です。排水ポンプ車を使ってあふれた水を川に戻します。参加者は護岸にシートを敷き、土のうを設置したあと、ホースを伸ばして、ポンプをつなぎました。そして、発電機を始動し、川の水を無事に排出しました。使用されたポンプ車は、25メートルプール1杯分の水をおよそ10分間で排水する能力があるそうです。倉敷市消防局は、平成24年から排水ポンプ車を1台所有しています。平成28年6月に、倉敷市玉島黒崎で起きた浸水被害などこれまでに5件出動しています。訓練は、排水ポンプ車や照明車などの災害対策機械を冠水や浸水の際に円滑に使用できるよう試運転を兼ねて毎年行っています。




