倉敷市船穂町にある日本最古の閘門式運河「高瀬通し」の見学会が行われました。
この見学会は、船穂地区の住民らで作る「一ノ口高瀬通しを知る会」が開いたもので地元住民のほか郷土史愛好家らおよそ30人が参加しました。高梁川の高瀬舟を研究している新見市の田仲満雄さんが案内役となって全長およそ10キロに及ぶ運河の起点となる一の口水門などの遺構を見学して回りました。高梁川の堤防沿いには、高瀬舟が待合をした船だまり跡が残っていて当時のままの石垣や水路跡などを見ることが出来ます。参加者たちは、田仲さんの話を聞きながら普段気付かない貴重な郷土の風景に驚いている様子でした。見学会を主催した「一ノ口高瀬通しを知る会」では、高瀬通しを定期的に調査研究していくことにしています。




