総社市の洋画家渡辺暉夫さんが77歳の喜寿を記念して開いた個展をご紹介します。
倉敷市出身の渡辺暉夫さんは、戦後、岡山県の洋画界をリードした画家河原修平に師事し、県内の中学、高校で美術教諭として勤務する傍ら洋画家として創作活動を続けてきました。倉敷市立美術館での開催は12年ぶりとなる個展では、「裸婦展」と題し、光と影の中に浮かび上がる女性の裸体像を描いた油彩画やパステル画など38点を展示しています。100号の大作では、さまざまな姿勢を取るふくよかな裸婦の群像に生命体としての力強さや美しさを託し、人の心に潜む不安や苦しみ、喜びといった感情を表現しています。
【インタビュー】洋画家 渡辺暉夫さん
「77歳(喜寿)を区切りにこれまでの創作活動の反省と今後の方向性を見出すきっかけにしたいと記念展を開きました。私の描く裸婦は、女性の美しい姿と生命力の強さを表現しています」
総社市の洋画家渡辺暉夫さんの喜寿を記念した個展「渡辺暉夫裸婦展」は5月28日(日)まで倉敷市立美術館で開かれます。
喜寿記念渡辺暉夫裸婦展
【取材日】2017年5月23日~28日(日)
【場所】倉敷市立美術館
【住所】倉敷市中央




