玉野市山田の住民有志が、取材、執筆、編集した「郷土冊子」が、このほど完成しました。
出来上がった冊子は、山田地区の歴史や遺構、史跡などを写真付きで24ページにわたって紹介しています。5年前に同じ住民有志で作った『わが町歴史探訪』の内容をさらに詳しくしました。特に山田地区の発展の礎を築いた塩業の内容を充実させています。編集に当たったのは、地域の歴史おこしなどに取り組んでいる山田まちづくり講座の受講生6人です。去年5月から活動を始め、実際に遺構などを調査しながら、内容をまとめました。地区内にはたくさんの塩業の遺構が残っていますが、建築から100年以上が経ち老朽化が目立っています。このため、遺構の保存活動の機運を高めるため、冊子作りに取り組むことにしました。発行部数は500部で、市内の公共施設などに無料で配るほか、一般には1部500円で4月から販売する予定です。




