卒業シーズンも終わり、小学校を卒業したみなさんは6年間の思い出が詰まったランドセルを今どうしているでしょうか?いったん役目を終えたランドセルを外国の子どもたちにプレゼントする活動を取材しました。
赤や黒のたくさんのランドセル。倉敷市立第二福田小学校に35個のランドセルが集まりました。どれもアフガニスタンの子どもたちにプレゼントするものです。第二福田小学校では卒業した6年生が国際貢献について1年間取り組んできたことから、協力する気持ちが強かったといいます。
この活動は、倉敷発祥の繊維メーカー・クラレが2004年から始めました。今回は、その活動に賛同した、水島の物流会社「倉敷運輸」がより多くのランドセルを贈ろうと、小学校へ協力を呼びかけたのです。児童と先生も協力して車にランドセルを積み込みました。
運ばれたランドセルは倉敷運輸で梱包され、クラレの国内集荷場所、横浜へと送られます。その数は、独自に集めたものもあわせ58個になりました。
倉敷運輸では4年前からクラレの活動に参加し、今回のものもあわせるとおよそ160個、のランドセルを贈っています。
思い出の詰まった大切なランドセルを手放すことは寂しいことかもしれません。しかし、新たな持ち主のもとで役に立てることがあるということも知ってほしいと思います。
4月には全国から集まったランドセルが梱包され、クラレから国際NGO組織ジョイセフを通じてアフガニスタンの子どもたちに届けられる予定です。




