倉敷市は、美観地区の歴史的景観の維持に貢献した個人や団体へ贈る「くらしきまちや賞」の表彰式を行いました。
今年度の受賞者は、高田雅之さん、黒川キヨさん、小林良平さんの3人です。倉敷考古館で行われた表彰式では、吉田雄平教育長から高田雅之さんへくらしきまちや賞が贈られました。倉敷市東町の高田さんは、元山陽新聞記者で記者時代から歴史や町並み保存について記録活動続けているほか、美観地区内の段差の解消や街路灯を増やすなど住民の立場からの提言も行っています。倉敷市本町の黒川キヨさんは、江戸時代に建てられた母家や蔵を修理する際に、古い瓦や木材を再利用するなどして昔ながらの町家のたたずまいを維持しています。倉敷市東町の小林良平さんは、自宅そばに祖先が地域の安全を願って建てた社と旧街道の道しるべを長年にわたり管理するなど伝統的な町並みの保全に努めています。1993年に創設されたくらしきまちや賞の受賞者は、今回で72人と1団体になりました。




