備中県民局が、市民、NPO団体などと協働で進める事業の結果報告会が行われました。
備中県民局では協働事業の提案募集制度を平成22年度から実施していて、今年度は28件の募集に対して9件を採択しました。その結果報告には、各団体の代表者が出席し、事業を採択した審査委員を前に制限時間内でプレゼンテーションしました。このうち、今年度初めて事業採択された高梁川流域学校の「備中志塾」は、民俗学者の神崎宣武氏を講師に6回の講義を開催。KCTをはじめ備中エリアのケーブルテレビにも配信しました。岡野智博事務局長は、今年度の成果を強調した上で、延べ284人が参加した備中志塾の成果を生かそうと、新年度は塾生を小中学校に派遣し、講義の内容を伝承する考えを示しました。審査委員からは実績もあり充実した内容だった、という意見が出ました。このほか、新見市哲西町産イノシシ肉の6次産業化ネットワーク普及事業では、岡山・倉敷の料理店で「ジビエ料理コンテスト」を開催したところ、11店舗で776食提供されたことが報告されました。哲西町の猟師・長尾一三さんもイノシシの現状について訴え、審査委員は熱心に質問していました。




