礼拝や座禅など仏教の修行を体験する催しが、倉敷市内の寺院で開かれました。
この催しは FMくらしきで放送されている法話番組「拝、ボーズ!」の企画、出演をしている真言宗 高蔵寺の住職 天野高雄さんが開いたものです。会場には、インターネットでも配信されている番組を聴いた各地のリスナーなど20人が集まり、番組収録も兼ねて行われました。参加者は、天野さんたちのトークを聞きながら、仏教の礼拝の所作を体験しました。礼拝は、お経を読んだり、写経をする前に行われるもので、仏の教えにこれから触れる気持ちが表現され、本来108回繰り返されるものです。また、修行が日常生活にも活かされる例として雑巾がけを体験しました。絞り方や 雑巾のたたみ方などにも意味があることに参加者はあらためて関心を寄せていました。さらに参加者は、座禅や読経のコツなども学びました。この催しは、見た目やインパクトばかりが重視されやすい現代にあって、仏教の作法から生活する上での心のあり方や日々実践する大切さを感じて欲しいと開かれました。高蔵寺では、参加者と一緒に寺のあり方も考えようとこうした修行体験を毎月7、17、27日の3回開いています。




