倉敷市伝統的建造物群等保存審議会が開かれ、伝建地区内の建造物である倉敷館と倉敷アイビースクエアの新築、増築などに伴う審議が行われました。
平成28年度2回目の伝統的建造物群等保存審議会では、現在、倉敷美観地区で観光案内所として活用されている倉敷館の増築と修繕に関する件と1974年の開業以来の大規模改修が行われる倉敷アイビースクエアの2つの建造物について審議が行われました。倉敷館では、建物の解体を行い基礎部分から耐震強化を図り、北側に新たな入口を設けるほか外部からは見えない中庭側にエレベーター棟を増築するものです。審議会委員からは、外装の色は、創建当時のものよりは、現在の色を尊重したものにしてほしい。基礎部分の補強方法は、建築審査会の審議を待って外観に影響が及ぶことが危惧される場合は、伝健審で協議したい。などの意見が出されました。また、南側に千人収容の大宴会場を新築する倉敷アイビースクエアでは、象徴的な客室棟の改修に伴う赤レンガ壁の保存方法や宴会場の屋根の形について意見が交わされました。
倉敷伝建審が倉敷館・アイビー新築等審議
2017年2月13日(月)
倉敷市役所(倉敷市西中新田)




