玉野市立高校の在り方を考えるプロジェクト会議で、平成30年度に玉野市立玉野商業高校へ工業系学科を新設するとした最終案が報告されました。
地元企業や高校関係者など出席した委員を前に黒田晋市長は、来年4月に工業系学科新設準備室を設け、平成30年4月に仮称「システム機械科」を設置する方針を示しました。市のまとめた最終案によると工業系学科の定員は40人。三井造船の研修施設を活用し、実習にあたります。また産学官が連携して協議会を設置し、2年生でのインターンシップをカリキュラムに盛り込みます。既存のビジネス情報科は残しますが、学校名は変更する方針です。出席した委員からは、期待の声が相次ぎました。また、企業版ふるさと納税を募り、学科新設の経費に充てる計画も説明されました。玉野市教育委員会では、今年8月までに工業系コースを含めた総合学科にする案を提示しましたが、委員などから反発があり、今回改めて当初の構想どおり工業系学科の新設に舵を切り直しました。今回の最終案を元に、県の教育委員会や地元企業などと調整を進めていく予定です。




