倉敷の歴史と文化に興味を持ち、倉敷にアトリエを構えた外国人芸術家がいます。
倉敷市中島に外国人芸術家が引っ越してきました。気さくに近所の人と挨拶を交わすのは、スペイン人造形作家マルタ・モンカーダさんです。ガレージに作品を飾り近所の人たちとコミュニケーションを図ります。
そんなマルタさんの父・ジョアンさんは、バルセロナ芸術大学教授です。マルタさんは、日本の凧にも興味を持つ父の影響で20年前に日本を訪れ、以来全国各地で個展を開いています。倉敷との関係は、8年前からです。
倉敷にアトリエを構えた今年1月末からは、この春の展示会に出品する作品作りに集中しています。シルクのスカーフをキャンバスに特殊な絵の具を使って頭の中のイメージを短時間で一気に描きます。マルタさんは、倉敷で日本の文化を吸収しながら、作品づくりに反映させたいと思っています。
マルタさんは、今制作しているシルク作品のほか日本独特の襖絵などにも挑戦してみたいと思っています。
マルタさんは、今後3カ月ごと倉敷とスペイン・バルセロナを行き来しながら精力的に創作活動を続けることにしています。
マルタさんの作品は、あす17日から岡山市北区表町のアートボックスサラサで見ることが出来ます。また、来月10日から広島県竹原市で開かれるたけはら国際アート展に出品するそうです。




