一年間使ってきた裁縫の道具に感謝をこめる伝統行事「針供養」が、倉敷翠松高校で行われました。
この日は、被服・ファッション分野を学んでいる生活科学科の1年生と服飾コースで学ぶ2・3年生あわせて97人が出席しました。高月賢太郎校長が「針供養を通じて感謝の気持ちを学んでください」とあいさつした後、生徒一人ひとりが実習で使い、折れたり曲がったりした針をこんにゃくに刺しました。生徒たちは、道具への感謝と裁縫技術の上達を祈り、手を合わせていました。倉敷翠松高校は、明治17年に「翠松舎」という和裁塾を設立したのが始まりです。針供養は創立以来続けていて、今年で134回目です。このあと、生徒代表がソテツの木の下を掘り、針の刺さったコンニャクを埋めて、供養しました




