倉敷市中央にある岡山大学資源植物科学研究所をウガンダ国立作物資源研究所の研究者などが訪れました。
岡山大学植物研究所を訪れたのは、ウガンダ国立作物資源研究所のアセア・ゴッドフリー所長、研究員のオティム・マイケル・ヒラリーさん、ウガンダ農水省の局長補佐ルワクバ・アレックスさんの3人です。岡山大学植物研究所では大気や土壌の状態が好ましくない状況下でも生育できる植物の研究を行っています。2008年からはケニアの研究者と共同研究を行い、去年はケニアの隣国であるウガンダとの交流も始めました。今年10月には岡山大学で初となるウガンダからの研修生2人を受け入れており、11月にはウガンダのマケレレ大学と大学間交流協定を結んでいます。今回のウガンダ国立作物資源研究所一行の訪問はこの交流の一環として行われ、訪れた3人は研究所内の施設を見学して回りました。稲と大麦を栽培している圃場では、研究者からこの地域が稲と大麦の二毛作に適した気候であることの説明を受け、3人は圃場への灌漑方法はどうしているのかといった質問を投げかけていました。また研究所の創立以来収集されてきた野生植物の種子の保管庫や、元素の質量分析を行う実験装置なども見て回り、3人は研究者の説明に興味深そうに聞き入っていました。なお現在、岡山大学植物研究所で受け入れているウガンダからの研修生1人は、来年4月には正式な研究生として大学院の修士課程に進学する予定です。




