紬織と陶芸の作家による2人展が倉敷市阿知のギャラリーしをりで開かれています。
2人展を開いているのは、紬織作家の岡本才智栄さんと陶芸作家の中曽智子さんです。2人が共同で作品展を開くのは今回が初めてです。岡本さんは、倉敷芸術科学大学で人間国宝の村上良子さんのもと紬織を学び、現在は、倉敷市東町にある「まちなか研究室東町」を運営しながら制作活動に励んでいます。今回は、玉ねぎの皮や桜の落ち葉で染色し、織った着物やストールなど18点を展示しています。また、広島県出身の中曽さんは、食器や花器などおよそ180点を出品しています。緑・青・黄色の3色の釉をかけて彩色した三彩や工具の刃先を使い模様をつける「とびかんな」という技法を使った作品作りを得意としています。
どちらの作品も普段使いできるよう、華やかさの中にも暖かく落ち着きのあるものとなっています。紬織作家・岡本才智栄さんと陶芸家・中曽智子さんによる2人展は、11日(日)まで、倉敷市阿知のギャラリーしをりで開かれています。




