最新鋭の高速巡視船2隻の引渡式が、玉野市の三井造船玉野事業所で行われました。
引き渡されたのは、海上保安庁の巡視船あまぎとすずかです。長さ89メートル、千トン型の高速巡視船で、速度は27ノット、時速50㎞以上です。艦上で燃料を補給できる設備やヘリの離発着ができるスペースなど、最新鋭の機能が設けられている拠点機能型の巡視船です。2隻の巡視船は、海上での保安業務全般にあたることになっています。引渡式では、三井造船の永田憲夫常務取締役から、海上保安庁の城野功警備救難監に受渡書が手渡されました。海上保安庁では平成18年から旧型の巡視船を更新していて、今回の2隻を加え、同型の巡視船の保有は9隻となります。あまぎは、静岡県の下田海上保安部に、すずかは三重県の尾鷲海上保安部に、それぞれ3月末までに配属される予定です。




