大学が地域と連携して地方創生をめざす「COC事業」を倉敷市と推進しているくらしき作陽大学が、倉敷市役所へグランドピアノ1台を寄贈しました。
くらしき作陽大学が寄贈したのは先週まで実際に大学の授業で使っていたグランドピアノです。生産されてから25年が経過し、新しすぎず、古すぎず、ちょうど良い音が出る時期を迎えた1台です。倉敷市役所1階の市民ホールで行われた贈呈式では、くらしき作陽大学の吉田一成副学長が「25年にわたり多くの学生に弾かれ、優秀なピアニストを育ててきたピアノです。市民の皆さまの心の安らぎや憩いとなり、末永く愛されることを願います」と挨拶し、倉敷市の河田育康副市長に目録を手渡しました。河田副市長は「頂いたグランドピアノを大事に育て、この市民ホールで演奏会を行うなど、市民の皆さまの憩いや文化振興に役立てていきます」と謝辞を述べました。この寄贈を記念し、くらしき作陽大学大学院音楽研究科2年で、国内の数々のコンクールで入賞している中田博人さんが演奏を披露しました。また倉敷幼稚園の園児が中田さんの伴奏にあわせて合唱し、グランドピアノの贈り物を喜びました。くらしき作陽大学の音楽学部ではCOC事業の一環として、市内の交流センターや美術館などで学生によるコンサートを定期的に開催しています。




