総社ゆかりの作家展シリーズ第2弾として総社市出身の日本画家稲葉春生の作品展が総社吉備路文化館で開かれています。
明治23年、総社市新本に生まれた稲葉春生、本名稲葉国市は小学校の教師をしながら独学で絵を学び、教師を辞めたのちに京都の画塾に入門し、画家として活動しました。新本地区の人たちにとっては、「義民祭」の義民踊りを作詞した人として親しみのある人物です。
総社市や総社市文化振興財団などが所蔵する30点が展示されています。春生は花鳥画を得意としておりシャクヤクの花を花びら1枚ずつ細かくスケッチしている作品からその観察力が感じられます。86才で亡くなった春生ですが、今年は没後40年にもあたり亡くなったその年に描いた色紙サイズの作品も展示されています。
総社ゆかりの作家展稲葉春生~一心に自然を見つめて~は12月11日(日)まで総社吉備路文化館で開かれています。




