災害時などの航空医療の重要性などを考える公開講座が倉敷市川西町の加計国際学術交流センターで開かれました。
この講座は、倉敷芸術科学大学が開催したもので市民や学生ら60人が参加しました。講座では、阪神淡路大震災で救助活動にあたった人や被災した人たちの体験談をもとに航空医療の重要性を考えました。ドクターヘリのフライトナースとして活動する藤尾政子さんは、岡山県のドクターヘリの出動件数や搬送体制の現状などを紹介しました。また、「被災後12時間が生存率のカギ」と話し、限られた医療資機材の最大限の活用や消防ヘリなどとの連携強化を訴えました。そのほかにも、講座を主催した倉敷芸術科学大学の三戸惠一郎教授は災害時では救急患者の搬送に使う水陸両用の飛行艇をドクターヘリのように医療専門として使用すべきと提案しました。講座の最後には、参加者らとディスカッションを行い、航空法の問題点や県の危機管理体制などについて話し合いました。




