備中神楽の愛好家でつくる「倉敷備中神楽伝承道場」が結成25周年を迎え、9月11日(日)に記念公演を開きました。
倉敷備中神楽伝承道場の25周年記念公演は、マービーふれあいセンターで開かれました。岡山県の西部に伝わる備中神楽は、国の重要無形民俗文化財で、江戸時代から農村の娯楽として親しまれてきた伝統芸能です。1992年(平成4年) に設立された「倉敷備中神楽伝承道場」では、地域の伝統芸能を後世に伝えようと代表の難波健治さんをはじめ、幼児から小中学生、高校、大学生、一般までの25人が週2回の稽古に励んでいます。現在は、歳末のチャリティや地域の祭り、福祉施設などで年間40回ほどの公演をこなしています。25周年記念公演では、猿田彦命の舞、岩戸開き、国譲り、大蛇退治など7つの演目を披露しました。特に、小学4年生の名合陸翔くんと中山佳亮くんの二人が演じる経津主命(ふつぬしのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)と中学1年生の徳田渉夢君扮する建御名方命(たけみなかたのみこと)とが激しい戦いを見せる鬼退治の場面は大人顔負けの熱演を繰り広げていました。
倉敷備中神楽伝承道場結成25周年記念公演
2016年9月11日(日)
マービーふれあいセンター(倉敷市真備町箭田)




