倉敷市立東陽中学校で、人権について考える集会が開かれ、生徒がまとめた「いじめ撲滅宣言」を発表しました。
東陽中学校の人権集会は、2年前から「いじめ」をテーマに生徒会が中心となって開いています。この日は全校生徒730人が集まり、1学期の終わりから生徒同士で考えてきた「いじめ撲滅」に向けた考えや取り組みを、クラスごとに発表しました。(見せる)内閣府がまとめた自殺対策白書によると、過去40年の統計では、学校の長い休みが明けた直後に18歳以下の自殺者が増える傾向にあります。東陽中学校では、夏休み明けの時期に集会を開催することで、「いじめ撲滅」に向け、生徒の意識が高まることを期待しています。クラス発表に続いて、生徒会が、全校生徒へのアンケート結果を紹介しました。LINEなどのSNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスで、悪口を書き込んだことがある生徒が7%、書かれたのを見たことがある生徒が6%いたことを報告しました。東陽中学校によると、SNSでのいじめのケースも把握しているそうで、今後も教師や保護者などに相談しやすい環境の整備を続けたいとしています。




