一人暮らしや認知症の高齢者などを対象に、見守りや困りごとの解決を手助けするボランティア・福祉委員の活動について考えるフォーラムが、総社市民会館で開かれました。
このフォーラムは、総社市内で574人が活動している福祉委員の取り組みについて理解を深めることを目的に、総社市社会福祉協議会が3年ぶりに開きました。基調講演には、さわやか福祉財団戦略アドバイザーで認定社会福祉士の土屋幸己さんを招きました。地域での支えあいをテーマに話を展開し、介護保険事業の改正をきっかけに、住民主体の支えあい体制をどう構築するかを考えました。その中で土屋さんは、総社市でも担い手育成を進めているという生活支援コーディネーターのあり方について言及。情熱、公平さ、そして知識を持った説得力のある人を選び、事業所や団体さまざまな組織が力を出し合って支えあうことが必要と訴えました。このほか、市内5つの福祉委員会の代表者が、普段の活動について報告し、参加した地域の福祉委員や民生委員、福祉事業者などおよそ600人が理解を深めました。




