壁や船舶から海に落ちた際の対応訓練を水島海上保安部が水島港周辺企業の従業員を対象に行いました。今年で2回目となる講座は、水島中央公園プールを会場に水島地区の企業7社から45人の社員が出席しました。岸壁や海上での作業中
海に落ちた際、どう対処すべきかを学びました。まず、普段の作業着で水の中に入りました。コツをつかむと簡単に背を向けて浮くことが出来ました。次に防寒着や合羽を着て水に浮いてみました。着衣が水を吸って、長く体を浮かせることが難しくなりました。3分間の背浮きを体験していましたが、数人しか浮き続けることができませんでした。また、2リットルのペットボトルを使って浮く方法を体験しました。参加者は何も持ってない状態よりも浮きやすくなったと語っていました。海上保安部によりますと、昨年1月に水島港内でタグボートに乗った従業員が海に落ちた事故があったそうで、万が一事故が起きた時、救助が来るまでの迅速な対応を学ぶとともに、水の事故を防ぐ意識を高めていました。
(取材日)9月2日
(取材場所)水島中央公園プール倉敷市水島青葉町)




