歴史ある町並と生活文化を守り伝えようと活動する住民組織「倉敷伝建地区をまもり育てる会」が設立10周年を迎え、これまでの活動を振り返り、これからの取り組みを話し合いました。倉敷美観地区とほぼ重なる一帯は、1997年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。この地区には多くの住民が暮らしており、歴史ある町並を守るとともに、住民が快適な生活ができる町づくりをと設立されたのが、「倉敷伝建地区をまもり育てる会」です。伝建地区内の8つの町内会を中心に結成され、行政の補助金や助成金を受けず、住人自らの手で運営しています。10周年目の総会では、これまでの活動をまとめた冊子を住民などに配ったほか、倉敷美観地区「防災マップ」の作成、おもてなしマイスター講習会の開催など、10年間の活動を振り返りました。また、10周年を迎え観光客と住民が出会い、助け合う心遣いを「倉敷しぐさ」として提案し、発信してきた取り組みを更に広げることを確認しました。
(取材日)8月23日
(取材場所)新渓園(倉敷市中央)




