世代交代の時期を迎える会社の経営者を対象にした「事業承継シンポジウム」が倉敷市内で開かれました。
このシンポジウムは円滑な事業承継と事業のさらなる発展に活かしてもらおうと、岡山県産業振興財団が主催しているものです。実際に事業承継を行った企業の事例を聞くパネルディスカッションでは、製造業の産業機械やプラント設備などの設計を行う倉敷市水島の瀬戸内エンジニアリングから桐野宏司会長と丸山武司社長が出席し、事業承継の際の体験談を語りました。桐野会長は娘婿である丸山社長が「継ぎます」と切りだすまで事業承継についてあまり考えていなかったこと、丸山社長は以前教育関係の職についていたため製造業や設計については全くの門外漢だったが、経営面で会社や社員を支えたいと事業承継を決意したことなどを話しました。およそ３０人の参加者は実体験に沿った桐野会長と丸山社長の話に興味深く聞き入っていました。
