玉野地域への就職を促進しようと、玉野市内の雇用関係団体が、岡山県南部の高校でPR活動を行いました。
岡山県立倉敷鷲羽高校には、玉野地区雇用開発協会の理事と玉野公共職業安定所、玉野市の職員あわせて4人が訪れ、進路指導を担当する教諭に、玉野エリアでの就職促進について理解を求めました。倉敷鷲羽高校では、全校生徒およそ800人のうち玉野市出身の生徒が3%程度で、平成27年度に就職した54人のうち5人が玉野地区の会社に入ったということです。進路指導の教諭は、今年度の求人数は過去最大級だが、いかに生徒の希望とマッチングできるかが課題と話していました。
また、玉野市の高校生にも、地元に定着してもらおうと取り組みを進めています。玉野市立玉野商業高校では、これから進路を考える2年生150人を対象に、雇用関係団体による地場産業に関する説明会が行われました。黒田晋市長も駆けつけ、玉野市には、三井造船、宮原製作所,トンボなど、国内屈指のシェアと技術力を誇る企業があることをPRしました。玉野公共職業安定所によると、玉野市の6月末の求人倍率は1・49倍と前の年とほぼ同じ水準で、「売り手市場」となっています。玉野地区の雇用関係団体による高校生への説明会は初の取り組みで、今後も玉野の魅力をPRしていく考えです。




