来月6日に開かれる薄田泣菫の詩を歌うコンサートの準備が、くらしき作陽大学で進んでいます。
学生たちが、美しいメロディーに乗せて歌っているのは、倉敷市連島生まれの詩人薄田泣菫の詩です。このコンサートは、「泣菫の詩による歌曲集」が昨年夏に出版されたのを記念してくらしき作陽大学と地元で泣菫を伝える活動を行っている薄田泣菫顕彰会などが中心となって、開くものです。薄田泣菫は、明治時代に活躍した倉敷市出身の詩人で、芥川龍之介や菊池寛などの新進作家を発掘し、文学界の発展にも貢献しました。コンサートは、「泣菫歌曲集」から山田耕筰など作曲の12曲のほか、くらしき作陽大学の教授などが作曲したメロディーにのせて届けます。ピアノに合わせた独唱や合唱で、泣菫の多彩な詩の世界を音楽で味わうことができます。また、普段人前で歌う機会のあまりない、食文化学部の講師なども参加し、カラオケに挑戦します。「みんなでつくるコンサートin倉敷泣菫さんの詩を歌おう」は、3月6日(土)16時から、ライフパーク倉敷で開かれます。




