岡山県無形民俗文化財指定の赤米の神饌が行われる総社市新本の本庄国司神社で19日(金)、新年を祝う年始祭が営まれました。
本庄国司神社では、毎年、旧暦の1月6日に年始祭を行っています。今年は、2月19日の午後1時から始まり、赤米保存会のメンバーをはじめ、地元の新本小学校の児童や祭り当番にあたった市場地区の住民などが出席し、赤米や餅などを神前に供えました。小橋学宮司が祝詞をあげたあと、玉串をささげ、赤米の豊作を祈りました。また、今年の吉凶を占う湯立ての儀式が行われ宮司が釜の湯を笹の葉ですくって参列者にふりかけ無病息災、学業成就を願いました。大国主命によって伝えられたとされる赤米は、新本の宝物として保存活動が続けられており、平成10年から新本小の5年生が赤米の田植えから収穫、神饌までを体験しています。年始祭には、今年の栽培を体験学習する4年生も参加し、赤米の甘酒やおにぎりを味わいながら「新年」を祝っていました。なお、赤米を神に供える「神饌」は、昭和60年に県の無形民俗文化財に指定されています。




