倉敷成人病センターは女性のコレステロールに関する市民公開講座を開きました。
「見直そう!女性のコレステロール」と題した今回の講座は、血中のコレステロール値が高くなりがちな更年期を迎える女性を対象に開かれ、倉敷成人病センターの医師、管理栄養士、看護師がそれぞれの立場からコレステロールについて解説しました。肝臓病を専門に扱う久保木 真 医師は、年齢別の1日あたりのコレステロール摂取量を紹介し、特に50代~60代で摂取量が増加していることを説明しました。これを受け、1日のコレステロール摂取量を200ミリグラム以下に抑えることを勧め、肉類や卵はコレステロール値が高いことや、反対に野菜やきのこ、海藻などはコレステロールを排出する働きがあることなどを紹介しました。また日常生活で気を付ける点として、脂肪を多く含む欧米スタイルの食事ではなく伝統的な日本食を食べるように心がけたり、日頃から歩くなど運動をする習慣を身につけ、コレステロール値を下げることが大切だと説明しました。講座にはおよそ100人が参加し、うなずいたりメモを取るなどして熱心に話を聞いていました。




