倉敷市の著名な書家の作品を展示する「倉敷市選抜書家展」が倉敷市中央のギャラリー倉敷で開かれています。
この書家展は現在開催されている倉敷市書道展に合わせ、ギャラリー倉敷が4年前にオープンして以来毎年開いているものです。展示されているのは倉敷市書道展の審査員を務める書家の作品で、今回は17人の作品が展示されています。「漢字」「かな」「近代詩文」といった作品が並び、それぞれ趣の異なる個性豊かな作品を楽しむことができます。2年前に倉敷市文化連盟賞を受賞した赤澤大桐さんは、ダイナミックかつやさしさを兼ね備えた筆遣いの漢字の書を出展しました。また高木正鶴さんの門下生である貫名紅園さんは、銀杏が夕日の丘に散る様子を和歌にしたかなの書を出展しています。この他、内容も字体も親しみやすい調和体と呼ばれる作品もあり、訪れた人は一点一点味わいながら作品を鑑賞していました。第4回倉敷市選抜書家展は倉敷市中央のギャラリー倉敷で19日まで開催しています。




