玉野市渋川の渋川マリン水族館・玉野海洋博物館に新たなアイドルがお目見えしました。
渋川マリン水族館に登場したのは雄と雌の2頭のキタオットセイです。雄は2歳で体長およそ1・5メートル、体重60キロ、雌は1歳で体長およそ1・2メートル、体重は雄の半分のおよそ30キロです。キタオットセイはアシカ科で主に太平洋の北部やオホーツク海、ベーリング海に生息しています。19世紀後半から20世紀初頭には上質な毛皮が取れるため大量に狩猟されましたが、現在では国際的に狩猟・飼育が制限されています。日本国内では研究のために静岡県の伊豆三津シーパラダイスが特別に飼育しており、今回ある程度の研究結果が得られたことと繁殖個体が増えたことから、青森、福島の水族館と渋川マリン水族館に譲渡されました。
【インタビュー】
◆玉野海洋博物館
坂口誠 館長
2頭のキタオットセイは毛づくろいをしたり、仲睦まじく寄り添って泳ぐなどして愛らしい姿を見せていました。2頭の名前は今後、実際に2頭を見学した入館者から募集し、夏休みを目途に決定する予定です。




