町をお雛様で飾る観光イベント、「倉敷雛めぐり」が倉敷市内の5つの地区で始まりました。
このうち、倉敷市児島の野崎家別邸の迨暇堂では、地域の家庭から持ち寄られた雛人形35組が百畳敷の大広間に展示されました。江戸時代末期の古い貴重な人形からテレビやミシンなど、時代を反映した珍しい雛道具なども見ることが出来ます。また、建物の中に内裏雛を置いた御殿雛も多く展示され、豪華絢爛に彩られた様々な形の御殿飾りが一堂に介しました。そのほか、明治後期まで一般庶民の間で飾られていた押絵雛も今回始めて展示されました。来場者は、時代ごとに異なる雛飾りをひとつひとつ見入るように鑑賞していました。
また、初日となったきょうは、地元の踊りグループによる演舞が披露された他、児島おかみさん会などが用意した温かいぜんざいや甘酒などの販売も行われました。この倉敷雛めぐりは、倉敷、児島、水島、玉島、真備船穂の5地区で来月7日まで開催されます。




