総社市に県立特別支援学校の設置を求めている保護者と総社市、新見市、高梁市、吉備中央町の3市1町の首長などが意見交換会を開き、知事宛に手紙を書いて総社市内への設置を再度要望することで一致しました。
県立特別支援学校の設置をめぐっては、総社市と倉敷市の両方からそれぞれ要望が出ていましたが、15日に倉敷市が真備町箭田地区を候補地として県へ提案。倉敷市への設置が現実味を帯びる中、総社市内への誘致を信じてきた関係者は一様に戸惑いと落胆の表情を見せました。片岡聡一・総社市長は「まだ正式に決まったわけではない」と前置きしながらも情勢が倉敷に傾くなか、「県の主要施設は県南に集中しすぎ。我々の小さな声は通らないのか」と話すと、総社市に特別支援学校をつくる会の山口修市会長も「自分たちの手の届かないところで話が進んでいる」と、県が設置先を決定するまでの経緯は納得できるように説明してほしいと強い口調で話しました。きょう(17日)の会議では総社市への設置を求め、知事宛に手紙を書くことを決め今月中に50通を目処に投函することにしました。
県は3月までに設置先を決めることになっています。




