倉敷市の洋画家岡本希根(まれね)さんの個展が16日から倉敷・中央画廊で開かれています。
今年71歳になる岡本希根さんは、元行動美術協会員で、現在は、倉敷美術協会に所属する洋画家です。今回は、従来の油彩画とは一味違う、ベニア板に、直接描く板絵を集めた個展となっています。板絵作品は、4号から10号の大きさでイタリアやフランスの風景や建物、ヒマワリやバラ、彫刻像トルソなどの静物をモチーフにした半具象画です。アクリル絵の具で描いた後に板を彫りだした線を加えているのが特徴です。特に、オレンジとグリーンの反対色を用いた作品では、板を彫りだした白い線が、より鮮明に光と影のコントラストを表現しています。筆で描いたものではない、シャープで力強い線が作品に立体感を与えています。洋画家岡本希根さんによる板絵展は、21日(日)まで倉敷市中央の倉敷・中央画廊で開かれています。




