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国道2号4車線化の効果

 きょう(16日)倉敷市西富井の国道2号上り線で本線と側道の行き来が可能になりました。19日(金)からは、笹沖でも可能になります。国道2号の4車線化事業によって何が変わるのか次第に分かるようになってきました。きょうは、国道2号の4車線化事業の現在の進捗状況と供用開始後の影響についてまとめました。


 国道2号の立体事業は来月(3月)中旬までの供用開始を目指して現在、工事が進められています。2号線の機能を強化し、特に、朝夕の渋滞解消が期待されています。この事業は倉敷市新田から船穂町船穂までの7.7kmを結ぶ2号線の4車線化事業の一環として行われているものです。平成21年度の事業区間は、新田から中島までの3.6kmです。
 国道2号の1日の交通量は、上下線合わせて5万台から7万台。ピーク時には、笹沖で一時間に2600台、船穂では、3000台を超えます。岡山市内が1日に8万台から10万台で中国地方でも上位の混雑ですが、倉敷市内は、それに次ぐ混雑です。
 これまで本線と側道の合流地点がありませんでしたが、今回の立体化に伴って2カ所の合流部分が設けられます。目的地まで最大限本線を利用する車が増え、側道の慢性的な渋滞の緩和につながると見られています。

通勤などで利用する沿線事業者は、渋滞緩和に期待しています。
一方、4車線化による集客に期待する店舗もあります。

 来年度中島-片島間の大西高架橋が供用予定です。すでに橋梁工事は今年度予算で行われていて、来年度予算では、舗装工事などの費用が計上される予定です。
 事業費150億円の国道2号の4車線化事業。立体化工事がおわり、残る高梁川架橋には、事業費のおよそ半分が必要とされていますが、予算化の目処は立っていません。昭和40年代からはじまった国道2号のバイパス工事と4車線化。渋滞緩和や交通の利便性向上など本当の意味での地域の利益はこれからです。


 国道2号の倉敷地区は、数キロ側道を走らなければ本線と合流できず不便でした。また、これまで対面2車線であったため事故などが原因で渋滞になることもありました。来月の供用開始で側道の渋滞緩和は期待できますが、その他の交通の利便性については、玉島バイパスと合流する高梁川架橋の完成が待たれます。

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  • 放送日:2010/02/16(火)
  • 担当者:福島孝治
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