この春に大学や高校を卒業する学生、生徒を対象にした合同就職面接会が12日(金)、コンベックス岡山で開かれました。
就職が決まらない学生たちは、卒業を目前にして、第一志望の職種以外にも目を向け始めています。今年の春卒業する大学生の去年12月時点での就職内定率は、61・1%。1年前の同じ時期に比べて、マイナス7ポイントです。就職内定率が低くなった中でも特に目立つのが、男子の内定率が下がっていることです。大学生の女子の内定率が、60・9%で前年よりマイナス2・3ポイントなのに対して、男子は、61・4%。前年より12・5ポイントも下がっています。男子に人気が高い製造業や運送業などの職種が、2008年秋のリーマンショック以降、採用を控えているからです。学生は、営業職や事務職など幅広い職種にも視野を広げ始めています。一方、学生が集まらないブースもあります。介護や福祉などの医療ブースです。人手不足などから、会場内にあるブース全体の4分の1を占めていますが、思うように学生が集まりません。学生たちは、景気が厳しいという現実の中、さまざまな職種に目をむけ、粘り強く就職活動を続けざるを得ない状況にあるようです。




