KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

５月に倉敷市でＧ７倉敷教育大臣会合が開催されるのを前に、この週末、二つのプレイベントが行われました。まずは、前の文部科学大臣下村博文衆議院議員による教育講演会の模様をお伝えします。

下村議員は２０１２年からおよそ３年にわたり、文部科学大臣と教育再生担当大臣を務めました。講演会では「なぜ、今、教育再生なのか」というテーマで、グローバル社会におけるこれからの日本の教育のあり方について話しました。下村議員は世界で活躍できるグローバル人材の育成が課題だとして、できるだけ早い時期からの英語教育や、日本の伝統文化に対する深い教養の醸成が重要だと述べました。また、教育への投資は負担ではなく先行投資だとして、質の高い幼児教育が将来的な学力向上や所得の向上につながることや、それに伴う教育費の負担軽減の必要性を主張しました。そして、女性、若者、高齢者などが人生のどの時点においても知識やスキルを身につける学び直しの機会の増大が日本創生の教育再生につながると話しました。最後に「ぜひ５月のＧ７倉敷教育大臣会合を機に倉敷から世界に向けて新しい教育の大きなエネルギーの源をつくり、先進諸国の教育が新たなステージに向かうことを期待します」と講演会を締めくくりました。